2010年12月10日

James Turrell at Gagosian gallery

今日図書館に貼ってあったポスターで
私の尊敬するアーティスト、James Turrellの展示がロンドンで行われていることを知り、
明日が最終日で、しかも今日は夜の12時まで開いている、とのことなので
急遽夜は作業を休んでキングスクロスの近くにあるギャラリーへ行ってきた。

夜9時半まで学校で作業した後、
ユニットメイト達を誘って、彼らとそのガールフレンド、その子の所属するDRLのチームの子たち
計6名で寒い中歩いていきました(学生デモでバスが全然走れる状態じゃなかった)。

彼の作品をしっかり観るのは直島以来だから、
多分5、6年ぶりだと思う。
(金沢の空のインスタレーションは除く)。

最初の部屋はローデンクレータープロジェクト。
アリゾナのクレーターを買い取って、すでに30年以上も作業の続いているプロジェクトで、
ドローイング、模型はそれだけで美しいものでした。
2013年に完成予定らしいです。
http://www.kanshin.com/keyword/34078
ちなみに、彼がこの場所を選んだ理由は、ここの空の青さの濃さは他と比べて特別な青さだからとのこと。
素敵すぎます。

次の光のインスタレーションの部屋には
予約制のBindu Shards
彼の展示が始まるというアナウンスがあったあと、その日のうちに売り切れになったそうですが。
被験者は入る前に注意事項を聞かされてスライド式ベッドに横になります。
全ての音を遮断するヘッドフォンとともに15分間完全に外の世界とは遮断。
聞く所によると、雪の中で経験するようなホワイトアウト状態が光と色とともに続くらしいです。
ちょうど出てきた人によるとかなり強烈な経験だそうな。
入ってみたかった・・・

最後の部屋はDhatu.

光にあふれる部屋の中は角がないため焦点をあわせる場所がなく、
ゆっくりと色を変える光の中でだんだんと何かを観ているはずなのに何も観ていない、
なんとも言えない不思議な感覚に陥る数分間です。
言い表せないけれど、あの空間へ入る瞬間、出る瞬間、特に光を身体で感じます。

日本にはこういう場所もあるので興味のある人はぜひ。
http://tamachan.jugem.jp/?eid=621

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