2008年3月30日

パリ便り

オランジェリー美術館のモネの部屋
モンマルトルから見下ろすパリ!
セルジュとジェーン

先日、パリから帰りました。
3日間、ひたすらパリの街中を歩き回り、
自転車を乗り回し、
美術館7つ、ギャラリーを数カ所、見て回ってきました。
写真はこちら
http://www.flickr.com/photos/saa_615

1日目
朝6時過ぎにパリに到着。
その足でルーヴル美術館へ。
まだ開いていなかったので、近くのカフェでコーヒーとクロワッサンで朝ご飯。
あまりにも大きな美術館をひたすら歩いて、
宗教画の回廊ではひたすら妄想・・・
自分で話を作って絵に当てはめて微妙な楽しみ方をしてました。
その後はモネの部屋で有名なオランジェリー、
現代アートのポンピドゥーセンター。
夕方にCamilleもパリに到着したので、
彼女とその友だち(前にもロンドンであった)レオポルドの3人で
今回の旅行でお世話になるCamilleの友だち、マルタンのフラットへ。
モンマルトルにある素敵なフラットで、近所はアメリさんのカフェでした。
荷物を置いてすぐ、これまた近所のアメリに出てくる教会へのぼり、
3人でバゲットをかじりながらパリの夕焼けを見物。
ごはんを作って、くたびれておやすみ。

2日目

昨日の疲れはとれてなかったけど、
朝はオルセー美術館へ。
お昼はCamilleとその友だちと落ち合ってお昼ご飯。
その後は、同じユニットのAramもパリに来ていたので、
Camille、Aramの3人でマレ地区へ行き、
ギャラリーを観ながら歩き回ってコーヒー。
ここでおいしいマカロンを食べました。
それから感動したパリの自転車システム!
街のいたるところに作られている専用自転車スタンドの自転車、
30分以内なら無料でのり放題!
30分以上でも、1時間1ユーロくらいなので、
今回の旅は自転車でパリをまわってました。
夜はCamilleの友だちのバンド、Revolverのライブ。
彼女がしょっちゅうスタジオでかけていたので私も気に入ってしまったのです。
歌もとっても好きだし、バンドの子たちはとてもかっこ良かったし、
楽しい夜でした。
http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendID=89801485
Get around townが大好き。

3日目
この日は、せっかく来たのだから、、とエッフェル塔を近くで観てきました。
もちろん自転車で。
ディーテールがすごーい!きれい・・・
その後は、昨日もう少し観たかったマレ地区・バスチーユ地区へ。
入り組んだ街並がおもしろいのと、ギャラリーも多くて、
ここでこの日の大半をすごしてました。
マレ地区にあるピカソ美術館へも行けたし。
ここ、建物もすごくよかった。中がおもしろくて好き。
占めはパレ・ドゥ・トーキョー。
ここの展示は、、んー、、私にはむずかしかった・・
でもここの建物の使い方も好きなのよね。
2年半前、初めて来たときのことを思い出しました。
あの時はグラフィックの展示だったな・・
夜は、フラットで8人くらいでディナー。
ワインを何本空けたのだろう・・・
ひとり一本は持ってきていたから、だいぶ飲んだはず。
フランス語と英語の入り交じるディナーはやっぱりとても楽しく、
この日も素敵な時間が過ぎました。

4日目

お昼のバスで帰るので、
朝はCamilleとレオポルドの3人でプチ・パレのゴヤ展へ。
改めて観るゴヤ、感動でした。
ここでふたりとも別れて、バスターミナルへ。
7時間の旅を経てようやくロンドンへ到着しました。

とても刺激の多かったこの数日間。
Camilleにも感謝!素敵な時間を過ごせました。
友だちもみんなとても楽しくていい人たちだったし。

実家にも数枚、ポストカードを送る。

旅先じゃないと出さないから...
そしてやっぱり美術館!
好みの変化も見れたのが結構楽しかったのです。
今回はマティスやセザンヌに惹かれてました。
さて、これを肥やしにして、明日からまた作業です。

2008年3月18日

Paris

学校の近くの大通りで派手にずっこけました。
高さ10センチの歩道にやられました。
えらく見事に不細工な”へぶしっ!”という声とともに、
セキュリティのMatthewに頼まれた寿司と私の夜ごはんも落とす・・
という失態。
なんとか食べ物は無事だったけど。
人通りの多い道を歩いていて、
真っ正面から電柱にぶつかった時並みの恥ずかしさでした・・・
膝小僧にできたたんこぶが憎らしい・・・

話は変わって、
友だちの友だちのフラットに泊めてもらうことも決まったので、
来週の月曜から木曜までパリ決定。
正しくは、日曜の夜、夜行バスでパリへ向かい、
朝8時に到着予定。寝通すのです(9時間!)。
ふふふ、パリでは美術館にギャラリーめぐり。
あとはー、、
2年半くらい前に時間がなくてちょろっとしか行けなかった場所も、
もう少し時間をかけて見て回りたいのです。
まださっぱりリサーチもしていないので、
ちょこちょことはじめないとねー。
火曜の夜は、Camilleの友だちのバンドのコンサートなので、
それにも同行。
何度か聞かせてくれたんだけど、
ちょっとメランコリックでいい音楽です。

はて、どんなものに出会える旅行になるのでしょうか。
こういう、好奇心のための純粋な旅行はほんとに久々。
そして、私のあまりにも幅の狭いインチキフレンチは
どこまで通じるのでしょうか。
まぁ、いいんです。
なんとかなるでしょう。

2008年3月11日

予想通りの展開

週末、長らく夢に観ていた自転車を購入。
今日は初めて自転車で学校まで行ってみた。
こっちは車道を走らないといけないので大変恐ろしい。。
バスとタクシーの間に挟まったりして、必要以上に疲れるのです。
それでも片道30分、いい運動にはなります。

帰り道、交通量の多い道を避けて帰ったつもりでした。
途中までは順調だったのに、
気がついたらまた学校の方角へ向かってました。
家へ着くのに1時間かかりました。
異常に方向音痴なのですが、
ここでもやっぱり予想してた通りの展開になりました。

明日、近所に住む友だちにガイドしてもらって学校へ行きます。。
車の通らない道へ連れて行ってくれるそうです。。

2008年3月8日

終了

昨日、ようやくジュリーが終わりました。
最後の方は、学校へは仕事のときのみ行って、即帰宅、そのまま家にこもってました。
生活も変な時間で動いていたし、
「炊き出し」をして、おにぎりを食べ続けて、、
コーヒーもたっぷり飲んで、妙にハイでした。。

今学期は
前の学期で作った映画からデザインプロジェクトへ持っていくことに集中。
これがいちばん難しい、、、
でも昨日終わったジュリーではなかなかポジティブな意見をもらえ、
なおかつインスパイアされるようなコメントもあったので、
前のジュリーより為になった感。
このユニット、自分としては、
作業量はぜんぜん去年に追いついてないのだけど、
でもじっくり考えられます。特にいちばん大切なコンセプトの部分。
あー、、でもまだまだです。
夜は、友だちとの夕食の後、半分眠りながら帰り、
家に着くなり熟睡でした。
んー、ひさびさ。
今日(土曜)は朝から学校で仕事だったから早起きだったけど。

来週からはようやく休みで、
半分は学校で図書館やレセプションの仕事が入ってるし、
作業も結構あるのだけど、
3、4日どこかに行こうかな,という予定。
新しいもの、頭にも気持ちにもいれんとね。
バルセロナにも行ってないし、パリも全然みてないし(前回は別の場所)、
ベルリンにも行ってみたいし、、
交通費も安いのがありがたい!
それに,友だちから頼まれたコインケースも作り始めなきゃ。
フェルトをベースに刺繍やら布切れやらで遊ぶのさー。
フラットも、もう少し要領よく作業できるように考えないといけないし、
美術館やギャラリーもまわりたいし。
明日は自転車の購入予定!一年以上、待ってたからね。
乗り回すのです。

そうそう、この前ミーティングのあったHayward Galleryでの展示がおもしろかった。
Laughing in a Foreign Language

Alexander Rodchenko: Revolution in Photography
前者は、ショーの名前の通り、現代アートの”笑い”をテーマにした展示。
世界各国のアーティストの作品が集められてました。
文化的背景や歴史的背景を考慮しながら、
”笑い”は世界共通なのか?というコンセプトのもとに展示されている作品たちは、
ものによってはある意味グロテスクだったり、意味不明だったり、ほんとにおかしかったりして、
いろいろな見方ができてつい結構な時間を費やしてしまいました。。。

ロドチェンコ展はいろいろなメディアを使った彼の作品にあわせるように、
媒体ごとに展示されてました。
特にコラージュがいい!
だんだんと政治的メッセージが含まれていく課程もおもしろかったし、
イメージの使い方が個人的に好きでした。
みせたいものがとってもクリア。

休みになったら、Tate BritainのPeter Doigのショーにも行きたいし、
ほかにもいろいろとはじまってるみたい。