2008年10月9日

読んだもの。観たもの。

ということで、今回いろいろと本も読めたし、映画も観れた。
一部だけのせます。

本。
★フェルマーの最終定理
以前読んだ"博士の愛した数式”のお話の中でもちょこっと出てきて、参考文献にも出されていたので気になってた。

まず、このサイモン・シンがすごい!
数論をあそこまで初心者に分かりやすく、なおかつぐんぐん引き込んでしまう彼の文才、他の本も読んでみたくなった。

内容は、3世紀以上前に数学者、フェルマーの残したメモと定理を巡るドキュメンタリー。300年後の1994年にに数学者、アンドリュー・ワイルズがようやく不可能と言われた定理を証明するのだけど、そこまで至る経理が本当にドラマ。

読んでいて、ここまで数学に取り憑かれてしまうとは思わなかった。純粋にきれいだと思ってしまう。
もっともっと早く、こういう本、数学の魅力に出会っていたら私の将来は変わっていたかも、、とまで考えてしまう。
小学校くらいで、もっと素敵な数の概念を教えてあげればいいのに。問題解くだけが数学じゃないんだから。

★Delirious New York
★デザインのデザイン
★麦ふみクーツェ
★ドゥルーズ 
★トリツカレ男

映画
潜水服は蝶の夢を見る (The Diving Bell and the Butterfly)
こういう映画、実際にあったことを基にしているだけに、
たいていなんだか暗くなりがちだけど、
主人公、ジャンドゥーのユーモアと、
その彼の視点から撮られた撮影法/ストーリーで
とっても風通しのいい映画。

それでも、どうしようもない悲しみ、やるせなさ、
周りの人の心境、
苦しくなってしまう場面も。

美しい映像も、音楽も、ほんとに
such a beautiful film
でした。


ペルセポリス (Persepolis)
笑いとシリアスな部分のバランスがとてもよかった。
イランに触れることも、そしてひとりの女性の成長物語としても、いろいろな見方のできる興味深いアニメ。

おばあちゃんのキャラクターはほんとに素敵です。
凛々しくて、かわいらしくて、かっこいい。

アニメーションはきれい、とっても。
ほとんど白黒なのに鮮やか!

できればフランス語で観たかった。。。
英語の吹き替えは、所々好きでない声だったので。。


★トリコロール/青の愛 (Trois Couleurs: Bleu)
タイトル通り、全体的に青い映像。

ジュリエット・ビノシュはなんだか見ていてどうしようもなく悲しい印象を受ける脆さを仕草と雰囲気だけで表してました。

★トリコロール/赤の愛 (Trois Couleurs: Rouge)
この3部作の中ではこれがいちばんおすすめ、
と言われて、白より先に観てしまった。。

こちらのテーマは「博愛」

全体に使われる赤は、情熱の色のはずなのに
伝わってくるのは静かさとか、少しのもの悲しさ。

少しずつ少しずつ、ちょうどいい距離に近づいてく
老人とValentineの会話、ラストシーン、とてもよかった。

そしてやっぱりイメージが美しすぎます。
穏やかで静かなシーンにもピンと張りつめた空気感、緊張感が漂っていました。

★奇跡の海 (Breaking the Waves)
★ナポレオンダイナマイト
★ローズマリーの赤ちゃん (Rosemary's Baby)
★ダークナイト (Dark Knight)
あとは何度も繰り返し観た
★Life Aquatics with Steve Zissou
★Darjeeling Limited

まだなにかあったかな。。
今週末はTate BritainやらTate Modernにも行きたい・・・




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